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「新選組!」最終回 愛しき友よ(後編)
再放送でも涙・涙・涙。
新選組は不滅だ~~!

慶応4年(1868)4月25日

とうとう来てしまったその日。
せつない手まり歌。響き渡る杭打ちの音。
乱れた髪と無精ひげがつらさ倍増だよ。
着々と準備が進む処刑場に音五郎兄さんの姿。
「くれぐれも取り乱さないようにお願いします」
「取り乱すくらいならここへは来ておりません」気丈なつねさん。
「よく言いました。心配はご無用です」毅然とするふでさん。
あっ捨助が・・・。

「刀は侍の魂なんだぞ」刀を平五郎さんに預けられた総司。
「あぁほんとだ。前歯。かわいい。ねえもう一回みせて、いーってして」
仲良く追いかけっこをしてるところをまたも見られてしまったふたり。
「そういうのじゃないですから」いいじゃないの、若いんだからさ。

和洋折衷不思議な部屋で洋食を正座で食する木戸(桂)さん@京。
「私はあの男が嫌いではなかった」好きって素直に言っちゃえよ!
「徳川家の家臣で最後まで忠義を尽くしたのはあの男だった。
彼らのような固い結束で新政府がこれからの時代を切り抜けていけるのか」
眉間にしわがでけてますえ。



捨助が勇の前に現れた。
「呼ばれもしねえのに現れるのが捨助だ。
かっちゃん、俺は最後までお前のそばにいてやるぞ」
この日のために今までのうざさがあったんだね(泣)
「知りません。初めて見る顔です」白をきった勇。
「何言ってんだよ、かっちゃん」
「新選組にこのような者はおりません」
「今さら何言ってんだよ。仲間にしてくれたじゃねえか」
捨助は本当に勇のことが大好きで仲間にしてもらったことがうれしかったんだね。
「魂胆は何だ?新選組の名を語るなど不届き千万!」これも勇の優しさだと思うと涙。
「甲州にだって一緒に行ったじゃねえか」
「知らん!」一喝した勇。絶対こんなこと言う人じゃないだけに涙。

下野 宇都宮
敵の手に落ちた宇都宮城。足を負傷している歳三。
「また総司のやつに馬鹿にされちまう」離れていてもいつも心にあるのは総司のこと。
言葉には出さないけど勇のこと。総司だって同じ。
一旦後退するという桑名藩。
「勝手に戦場を離れることは許さん」抜刀する歳三。
「戦はまだ終わったわけじゃない・・先に死んでった者たちのためにも俺たちは
最後の最後まで戦わねえとならねえんだ」最後まで戦わせてやってください。

「そこどいてくれる?庭が見たいんだよ」
平五郎さんが心を込めて手入れする庭を眺めていたい。
思いっきりあかんべをするお孝。「むかつくんだよな」
刺客が総司を襲いに来た。刀がない。
「お孝、逃げろ!」両手を広げて立ちふさぐお孝。
「3人がかりで病人を斬ったら男が廃りますよ」
「それが新選組の沖田なら廃らんのだ」総司のために体を張ったお孝(合掌)
平五郎さんが刀を投げる。
新選組一番組長沖田総司、あなたは臥しても強かった。
あぁいまだかつてないほどの吐血(泣)

時を知らせる太鼓の音。
「参りましょう」刑場へ向かう音五郎さん、ふでさん、つねさん。
「かっちゃん」勇の思いをようやく理解した捨助。

コルクを取り出して眺める勇。
「それを持っていてはいけませんか」投げ捨てられたコルク。
どこまでもひどい仕打ちじゃないか。あんたら人じゃない。
「お世話になりました」女の子に微笑む勇。たまちゃんをダブらせてるんだね。

戦場で愛おしそうに隊士の前でコルクを取り出して見つめる歳三。
「お守りだよ」(涙)

刑場に連れて来られた勇。つねと目が合った。
スローモーションで去って行く勇。
うぅこれは京に上る勇を見送った場面と同じだよ(涙)
あの時は希望に燃えていたのに。
「近藤勇、よく戦いました」思わず声をかけたふでさんの目に涙。
「お前は多摩の誇りだー」自慢の弟だよね。
涙を見せず見守るつねさん。美しい。あなたも誠の妻だ。
―そうだ!よくやったぞ!あんたは本当の侍だ!よくやった!近藤先生!
見物に来た人たちも皆思いは同じ。

木の上から見物していた左之助。
「待ってろよーっ」一目散に勇みのもとへ。
「おやめなさい」物陰から出てきた尾形。
「やめた奴が何でここにいるんだよ」
「山南さんに言われた言葉を思い出したんです。
新選組の行く末を見届けるのが私の仕事」
うぉーん、山南さんのお言葉がちゃんと生きてるよ(泣)
「じゃ俺の行く末もよく見届けてくれよ」左之助、あんたも男前だ。
「ここであなたが死んでも局長は喜びはしないっ」冷静な尾形が怒鳴った。
「生き延びるんです。生き延びて官軍に一泡吹かしてやるんです。
それが残された者の務め」

筵の上に座った勇。
足元の川で泳ぐかえる。
川の端に咲いてる紫陽花。
群れて泳ぐめだか。
空には鳥が。
「すいません。見苦しい首を晒したくないのでひげを剃りたいのですが」
局長が神々しく見えてきた。

決死の思いで柵を破って入ってきた捨助。
「新選組滝本捨助、参上ー!かっちゃーん、待ってろー」
あのおぼっちゃんが大好きなかっちゃんのために自分の体を張った!
「かっちゃん・・」先に息絶えてしまった(合掌)

「長々と失礼いたしました。お願いします」ついにその時が・・。
「尽忠報国の士、天晴れなり~。新選組は不滅だ~!!」
木の上から両手をぶんぶん振る左之助。あんたらしいよ(泣)かすかに微笑む勇。
「後のことはよろしくな」あっけにとられる尾形の肩をたたいて逃げる左之。
「俺も不滅だ~!」お供えの饅頭をもらうのも忘れない(笑)
「あははは~」こんなに笑顔いっぱいな尾形も初めてだ。

「会津藩主松平容保様の命により近藤勇の御首取り戻しに参る」
「会津藩御預り新選組三番組長斎藤一」どの角度からも麗しい。
容保公からいただいた虎鉄を背負って華麗に斬り捨てる斎藤。
これで見納めなんだね。見事な関所破りでした!

ひとり臥せてる総司。
もう動くこともままならないんだ。周りが血だらけだよ(泣)
血の中のアリを救ってやる総司。
小さな生き物にも命があるってお孝に教わったんだよね。

島田と尾関を伴って誠の旗をかかげて戦い続ける歳三。

ぬけるような青空の下、頭を下げて首を差し出す勇。

誠の旗。

潤んだ瞳。


「としっ」          



  完



わああああ~~~~っ懐かしいシーンの数々。ダメだよ、もう(泣)
「楽しみですね、京都」
「向こうじゃ何が待ってるんだろうな、俺たちを」シャキーン!
このシーン大好きなんですよ。これでやられてDVD買いに走ったんだ^^;


終わっちゃった。

・・・・・。

井の中の蛙 大海を知らず されど空の青さを知る
局長は青空になったんだよ。きっと。
ダメだ、またろまんちになってる自分;;

全然感想じゃないですね。台詞ひろっただけだわ。
ていうか無理です、感想なんて(開き直り)
三谷さんが言ってたように3分に一回泣いたかも。終盤は泣き通しでした。
この最終回でというより今までの様々な経緯が思い出されて泣けたんでしょうね。
少し時間が経った今は清々しいです。

何から言ったらいいんだろう。いまだに整理がついてません。
とにかくありがとう。本当に楽しませてもらいました。
こんなに泣いたり笑ったりしたドラマはなかった。
今まで大河も時代劇も見たことないし興味がなかったのに、
ここまで夢中になるなんて自分が信じられないです。
このまま知らなかったら・・・と思うと本当にこのドラマに出会えて良かった。
全く興味のない人がたまたま見たチャンネルをそのままにするのは
作品として面白くなければあり得ないと思うんですよ。
もちろんキャスティングも素晴らしいんですが、台詞の一つ一つが心にしみたんですね。
だから台詞を書き起こさずにはいられなくなった。
素晴らしい脚本を書いてくれた三谷さんにお礼を言いたいです。
それから出演された全ての俳優さん、ありがとう。
中でも広報部長として早い段階で松山までイベントに来てくれた山本耕史くん、ありがとう。
ナマのあなたを見て、すっかり釘付けになりました。(左之助もありがとう!)
そして陰ながら職人に徹したスタッフの皆さん、ありがとう。
もっと言うと新選組を採用してくれたNHKさん、ありがとう。
これほどNHKを見た年はなかったですね。

この一年、新選組や土方歳三のことに関する本を読みまくり、
ネットで検索しまくりました。知れば知るほど胸が熱くなりました。
熱い思いを抑えきれずブログをはじめてしまいましたし^^;
ネットやブログを通して多くの人と交流できて本当に楽しかったです。
こんな拙いブログにコメントを残してくださったり、
毎日訪れてくださった大勢の皆さん、ありがとうございました。
ってブログを終わらせるわけではありませんが、ひとまず感謝の気持ちを伝えたい!
三日坊主の私が気づけば毎日何かしら記事をあげていました。
途中でしんどくなったのも事実ですが最終回を迎えるまではがんばると心に決めてました。
これからは少しペースダウンをしてのんびりやって行こうと思ってます。
と言っても26日には総集編がありますからね!まだまだやりますよ~!

「楽しみですね、総集編」
「座談会じゃ何が待ってるんだろうな、俺たちを」シャキ~ン!ぐふふっ(笑)

ひとつ希望が。副長を箱館の地で最後まで駈けぬけさせてあげてほしい。
山本土方が最後に「かっちゃん」ってつぶやいて完全燃焼してもらいたい!!
by Alice_Wendy | 2004-12-18 16:02 | 「組!」感想
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