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「新選組!」最終回 愛しき友よ(前編)
おぉぉーん(泣)涙ってこんなにでるもんなんだね。
近藤勇、よく戦いました。ありがとう、新選組!
最終回にしてほぼ日にも先を越されてしまった^^;
めちゃくちゃ長いのでまずは前編。

新政府軍 本陣
―坂本龍馬を殺したのは新選組か?
「一切のかかわりはございません。
やっていないものをやったとは申せません」
―甲陽鎮撫隊は誰の差し金か?
「ひとりで私が考えたものです」
―命じたのは勝安房守か?
「全て私の考えでございます」
―嘘をつけ!
「嘘ではございませぬ」
ウタノマエが早すぎるーー!

有馬と局長。
「あの方を斬ったのは新選組ではありません。
坂本さんはこの国になくてはならないお人でしたから。
坂本さんを我らが斬るいわれがありません」
大きくうなずき勇の身柄を徳川家に問い合わせてみるという有馬。
「有馬様、お心遣いはありがたいのですが」
「おいは戦った相手に対してこそ正々堂々とありたかとごわす。
人の道に外れた行いは慎むべきでごわす。
敵方の将を一時の感情で勝手に罰するなどもってのほか」
京に送られしかるべき場所でしかと吟味されるべきだ。
「有馬様、私の心は決まっております」頑なな局長。
「生きることを恥じちゅ思たらいかん」
強情な勇に気持ちが変わればいつでも自分を呼んでほしいという有馬。
ここにもひとり誠の武士が・・。



局長が板橋の本陣に移された。
助けに行こうという捨助に誰も賛同するものがいない。
「かっちゃん、奴らに殺されちまうぞ」
「近藤さんは俺たちを助けるために降参したんだ」
恐らく誰よりも助けに行きたいであろう歳三。が、副長としての立場がある。
だから?必死な捨助。キミはひたすらかっちゃん命だからね。
この人数で奪還は難しい。冷静に判断する尾形。
「そんなことねえよ。官軍何するものぞだ。なあ斎藤?」
首を振るしかない斎藤。
「てめえらぁっ。かっちゃんを見殺しにするつもりか。
俺はひとりでも助けに行くぞ。見損なったぜ。てめえら腰抜けだ」

勝海舟に会いに江戸へ行くという歳三。島田と尾関をお供に。
斎藤は先に隊士を連れて会津の容保公へ力添えをお願いすることに。
「私はここで失礼したいのですが」離脱を申し出る尾形。
「行きたきゃ勝手に行きな」しばり付けないニュー歳三。
新選組に再起の道はない。冷静な判断なのかもしれないけどね。
「局長がご無事であることをお祈りしています」去っていっちゃった。
最後までなじめない人だった。島田の言うとおりだよ。

江戸 試衛館
庭先で手まり歌を歌うたまちゃん。
音五郎兄さんから勇のことを知らされるふでさんとつねさん。
「納得できません。勇は天子様をお守りするために
京でがんばっていたのではありませんか。
それが何故逆賊の汚名を着せられるのです?
捕らえられなければいけないんですか?」詰め寄るふでさん。

女の子の歌う手まり歌。
隣の部屋から勇の足元へ手まりが。
入ってきた女の子に拳骨を口に入れてみせる勇。
たまちゃんと年恰好の同じくらいの女の子が残して行った手まり。
「すいません。有馬様を呼んでいただけますか」
たまちゃんが勇に生きる気持ちを思い直させたんだね。

勝海舟に頭を下げる歳三。正座する歳三って違和感あるね。
「勝先生でも無理なもんは無理だよ」きぃーっ眉間にしわが・・。怖っ。
「近藤が今までどれだけ徳川幕府のために尽くしてきたかおわかりですか」
「そんなことはわかってんだよ。わかって言ってんだよ、こちとら」いよっ江戸っ子!
「あんたに頼んだのが間違いだった」
「近藤を助けになんか行くんじゃねえぞ。言っとくけど、近藤の死は
無駄死になんかじゃねえんだ」それ禁句だよ。涙目になってる歳三。
「徳川に対する憎しみの一切をひとりで受け止めようとしてるんだ。
近藤が死ぬことで大勢の命が助かる、そんなことは新選組の近藤勇のほかに
誰が出来るんだ。本望じゃねえのかい」うまいなぁ野田海舟。
今にも泣きそうな歳三。
「土方、どうせ死ぬ気でいるんなら俺の頼み聞いてくれねえか」
―北ヘ行ってくれねえか。
「北へ?」その目つきは腹にマグマを抱えてる男子校生だ。
―榎本武揚を知ってるか?
「あぁ」うざってえな、まったくよ。不機嫌極まりないご様子。
遅かれ早かれまた戦になるからそれに加われ。徳川の時代はもう戻らない。
「でもなぁ幕府にも骨のある奴がいたってことを
ちったあ歴史に残しておきてえじゃねえか」
「行ってやれよ。なんたって泣く子も黙る新選組の鬼副長だ。
みんなも喜ぶと思うぜ」口説かれちゃったな。

植木屋平五郎宅
縁側に座る総司と歳三。これから下総国府台へ向かうことに。
「俺も局長も永倉も原田も斎藤も一緒だ」背中越しの会話。
「お前もよくなって早く追いつけ」優しいウソが顔に出ちゃってる歳三。
歳三の表情をじっと見つめる総司。
「お孝ちゃんとはどうなんだ」気まずいときは女の話で誤魔化しとけ。
「あれはいい女だぞ。前歯がでかい女は情が深い」ありがたいお言葉。
「見とけよ、そういうの。姉さんも大きかったが妹もでかい」
「さてと。じゃあな。先を急ぐんだ」
―みなさんによろしく。
「おうっ」いいよねぇ、その返事。
「元気でな」すがるように歳三を見つめる総司。切なそうに微笑む歳三。
この人はまた来るって言わなかった(泣)
「土方さんはウソをついた。顔に出るんだ。あんな素直な人いないから。
たぶんもうみんな一緒じゃないんだ」人の気持ちに敏感な子だね。

徳川から近藤は家臣ではないと見捨てられた勇。
西郷に手紙を書くという有馬。
が、西郷は恨みのはけ口を近藤に受け止めてもらうことにすると言う。
おいおい、最後まで黒いじゃないか。
宇都宮に飛ばされる有馬。いつの世でも同じだね。

「近藤勇を斬首の刑に処す。期日は4月25日」あぁ決まっちゃった(泣)
「承りました」なにゆえそんなに心穏やかに受け止めるのよ。
首は京に送り三条河原に晒す。こんなの絶対人の道から外れてる(怒)

「行かせてくれーっ」鹿之助さんに押さえられ泣き崩れる彦五郎さん。
「勇が何をしたって言うんだよ。なぜ罪人扱いされなきゃいけないんだ。
せめてさ、武士らしく切腹させてやってもいいじゃないか」
「情けを持たないものに人はついて来ない。薩長の時代もそう長くは
続かないと私は見ています。いずれ近藤さんの後に続くものがこの多摩から生まれる。
私はそう信じている」子供のように泣く彦五郎さん。

為次郎兄さんと歳三。
「歳三、よくここまで近藤さんを盛り立て新選組を引っぱってきたな」
「しかし最後は土方家の名に泥を塗るようなことになってしまいました」
「馬鹿を言え、誠の旗のもと京の町でお前たちは時代と戦ったのだ。
あれほど痛快なことがあるか。お前たちは多摩の誇りだ」
歳三の大きな目に今にもこぼれ落ちそうなほど涙が・・。
「何が正しくて何が間違っていたかなんてことは百年後二百年後の者たちが
決めればいい」この台詞はぐーっときましたね。そうだ、間違っちゃいないよ(涙)
とうとう両の目からこぼれ落ちた二筋の涙。
ここでの歳三は身内の前だけでみせる小さな末っ子の顔。
勇の投降後、副長として今まで押し殺していた思いが一目置いている長兄に労われ、
一気に溢れ出たかのような美しい涙でした(泣)

「永倉さんじゃございませんか」お久しぶりですパートⅡ。
親の仇を討つために浪士組に参加していた大村達尾との再会。
そこへやって来たお久しぶりパートⅠ芳賀宜道。
局長が打ち首になるという知らせを持ってきた。驚く新八。
「打ち首がちょうどいいんだ、あんな野郎は」てめえー、この野郎(怒)
「お前に何がわかる。俺の前で二度とあの人の悪口は言うな。
近藤さんを悪く言えるのは苦楽を共にして来た者だけだ。俺だけだ」
たとえ袂を分けても近藤さんの悪口は許せない真っ直ぐさん。

おまさと茂に会いに急ぐ左之助。
茂はもう生まれたんだね。誰かに似てよくおなかをすかせる子らしい。
ていうか、おまさちゃんがお乳あげるシーンはどうなのさ。
握り飯を盗み食いしてる左之の横を通り過ぎた旅人から聞き捨てならない話が。
局長が??巷の噂になるほど大きな話題ということなんだね。
「近藤さん」甦った昔の記憶。ここはみんなで落書きをした場所だった!
えっ副長も。山南さんも結局書いたんだ(笑)それも筆で(爆)
「局長、待ってろ。今助けに行くぞ」捨助と思考回路が同じ人がいたぞ!

会津 鶴ヶ城
容保公に局長の力添えをしてもらいに参上した斎藤。
「無念じゃ。近藤は誠の武士であった。余はあの者たちを許さん。
近藤の仇は必ず討つ」近藤に渡そうと思っていた刀を斎藤に。
「できませぬ」
「近藤の意思を継ぎこれからも徳川家のために働いてくれ。虎鉄じゃ」
両手を高く差し出す斎藤。まさか虎鉄になびいたのではないよね。
こうして斎藤さんは会津に残るということにするんだね。
「斎藤一、身命を賭してお使いいたします」
そうと決まったら初仕事。ミッション1:勇の首を奪い返すこと。
「近藤の首はこの会津で丁重に葬る。今、余にできることはそれだけだ」
殿ーっ(泣)ありがとう。容保公と勇も熱い絆で結ばれていたからね。

勝先生と山岡さん。
「せめて武士らしく切腹させてやりたかった」
書きものの手が止まり「武士らしくってなんだよ。大事なのはどう死んだかじゃねえ。
どう生きたかだ」背後で大きくうなずく山岡さんも目が真っ赤。
「ありゃ武士だよ。まぎれもない。そして最後のな」うわぁ~ん(号泣)ラストサムライかよ;;
by Alice_Wendy | 2004-12-17 13:54 | 「組!」感想
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